大学で数学を専攻していた私は、あることから患者さまの立場に立った医療を志してみようと医学部に入り直しました。
 卒業後は、地域医療の第一線の病院で仕事をすることにより、より一層、地域医療の大切さを感じ、1994 年 10 月、当地に開院いたしました。
 この 9 年 6 ケ月は、私にとって患者さまより、医療面だけではなく多くのことを学ばせていただきました。
 長い待ち時間でも辛抱強く順番を待ってくださる患者さまのことを考えると、より深い地域医療の必要性(なんでも相談できる、かかりつけ医)を感じ、在宅医療、介護にも力を入れ、レベルの高いスタッフにも恵まれ、私の力の範囲内ではありますが、自分の理想とする診療が出来てきたと実感してきたところでありました。
 職員と共に全力をこめて地域のみなさまの医療、健康管理に貢献してきましたが、残念ながら今回の入院にて、志しなかばで私自身、医師としての仕事を断念せざるを得なくなりました。
 このような時に私の医療に対する信念と同じくする『齋藤渉 医師』が心よく当院を引き継いでくださることになりました。今後、医療法人 沼田内科クリニックの新院長として活躍してくださいますので、今まで通り『なんでも気軽に相談できるクリニック』として、職員共々よろしくお願い申し上げます。
 2004 年 3 月 31 日
 医療法人 沼田内科クリニック
 院長 沼田信明